管理職や経営者にとっては組織にイノベーションを起こすことは不確定な社会で組織を導く際に重要な要素です。しかし、社会人/企業人として歴を経ることは成功体験や常識など自分自身でつくりあげた既成概念の枠に縛られることでもあります。枠に縛られることはイノベーションを起こす柔軟な発想を阻害します。2泊3日の合宿でのインパクトのある体験によって仕事での自身の枠に気づき枠を越えるきっかけをもたらします。
こんな時に/こんな目的で
こんな時に/こんな目的で
●対象者層
・次の世代の会社を背負う若手経営者層
・将来の社長候補である部課長層
※ 素の自分を出しやすくするため同じ階層ないし近い階層での実施が理想です。
●研修/イベントのねらい
・自己の既成概念(思考の枠)に気づき、枠を越える体感的理解を言語化する。
・参加メンバーがお互いの思考の枠を理解し、指摘し合い支援し合える関係性を構築する。
・研修終了後に同僚や部下から「何かかわった?」と言われる行動変化を生み出す。
●研修/イベントのテーマ
・究極の環境での一歩前に飛び出す。
・必死の状態の仲間の挑戦を支援する。
・自分のリーダーシップスタイルの強さと弱さを知る。
研修概要
●時間
1泊2日~2泊3日
(2日間でも実施可能ですが気づきを整理し行動に反映させるためには夜が2回あることが望ましい。1日目の午後スタート、3日目の午後はやめ終わりも可)
●人数
10名程度
※人数が多くなると話し合いが薄くなりテーマへのフォーカスが弱くなります。
●会場
チームビルディング専用施設(山梨/中伊豆/神奈川 他)
進行例
自己の枠を知る
時間 | 内容 | 備考 |
11:00 | 施設 到着 | ・着替え |
11:30 | 導入 ・プログラムの目的とプログラム終了後の目標確認 ・スタッフ紹介 |
研修企画者(会社や上司)の望む成果や理想の立ち振る舞いを理解することで、研修への気構えをつくる。 |
11:45 | アイスブレイカー ・ストレッチ ・ネームトス |
日常業務から離れた研修の場における参加者同士の関係づくりとファシリテーターとの立ち位置を理解する。 |
12:15 | アクティビティ① ・オールアボード |
理論的に考えているだけでは解決できない課題に挑む。唯一の正答ではなく自分たちのチームにとって最適な方法を見つけるために、頭で考えているだけでなくメンバーとの率直な意見交換や方法を定めやりきる実行力の大切さに気づく。 ふり返りではチームの達成までのプロセスと個人の感情の変化に焦点を当てる。 |
13:00 | 昼食 | 昼食を食べながら個人の研修における目標を考える。 |
14:00 | 一人一言チェックイン | 個人の研修における目標を一人ずつ話すことで各自の目的意識と研修のゴールのすり合わせを行う。 |
14:30 | アクティビティ② ・ニトロクロッシング |
2~3m先にある台の上にターザンロープを使いチームメンバー全員が乗る課題。解決方法が分かっていても様々な環境要因で壁に当たっているときの自分を目の当たりにする。
環境に左右されずに状況を乗り切るための自身の統率力や発想力と感情の変化について省察する。 |
16:30 | アクティビティ③ ・パンパーポール |
命綱を付け8mの丸太の上から向かう2m先の目標物に飛び出す課題。目標物を目の前に実現させたいことに擬えて決断のプロセスを振り返る。
自分の挑戦するレベルを自分で決めメンバーに宣言をしてから始める。居心地のよい環境から踏み出て未知の不安な環境に飛び込む決断をする。 |
18:00 | 昼間の部の終了 ホテルチェックイン・入浴 |
・3ヶ月後のフォローアップに向けての自己が取り組むマネジメント目標を設定し発表する。 |
18:45 | 夕食 | |
19:45 | ナイトセッション ・ペアインタビュー |
2人組になり仕事やプライベートなどをテーマに沿って話すことで、自分の価値観を形成する経験や情熱の源泉を探る。聞き手(インタビュアー)は話し手が話しやすいように反応を返したり話を深め広げる質問を投げかける。 お茶やアルコールなどの飲み物を用意して自由でリラックスした雰囲気でおこなう。 |
21:00 | 1日目終了 |
枠を突き破る
時間 | 内容 | 備考 |
7:00 | モーニング・プログラム ・体ほぐし ・ペアウォーキング |
昨日の疲れをためないようにゆっくりとリラックス・ストレッチをして今日の活動に向けて体の準備をする。その後、昨晩とは異なる2人組になり相手を知ることができるテーマについて話しながら敷地内を歩く。 朝の時間に短時間活動を取り入れることで、目覚め体調を整えてプログラムの本番に臨むことができる。 |
8:00 | 朝食 | |
9:00 | 導入 ・昨日の振り返りと個人目標の確認 アイスブレイカー |
誰もが課題達成のために行動しているにも関わらず、周りの人とのコミュニケーションを疎かにし、他者への配慮を忘れると失敗しやすく、一方で他者や全体のことばかりに気をとられていると自分の責任箇所で失敗を引き起こしやすい課題への挑戦に挑戦する。 個人を超えた大きな目標達成に対して全体への貢献と自分の役割への集中を考える。 |
9:45 | アクティビティ④ ・ペンあやとり |
理論的に考えているだけでは解決できない課題に挑む。唯一の正答ではなく自分たちのチームにとって最適な方法を見つけるために、頭で考えているだけでなくメンバーとの率直な意見交換や方法を定めやりきる実行力の大切さに気づく。 ふり返りではチームの達成までのプロセスと個人の感情の変化に焦点を当てる。 |
10:45 | アクティビティ⑤ ・ブラインドスクエアー |
リーダーは指定場所から動くことができないので備品に触るができない。一方でメンバーは目隠しをされて状況が分からない。この環境でリーダーのみにルールと達成目標を知らされてアクティビティが開始される。チームの目標を達成するためリーダーは効果的にチームが成果を出せるようにマネジメントをする。
リーダー依存型組織における人材マネージメントの弱点と自律型組織化するアプローチ方法を理解する。 |
12:30 | 昼食 | 個人の研修における目標を一人ずつ話すことで各自の目的意識と研修のゴールのすり合わせを行う。 |
13:30 | アクティビティ⑥ ・フープリレー |
フラフープをくぐるタイムを短くする課題。 過去の結果から積み上げた目標設定では「3分➤2分50秒➤2分30秒➤…」と小刻みな上昇で達成感を得ている。そこで突然「30秒」という積み上げではあり得ない目標が示される。つまり改善的思考で達成できる積み上げ型目標から革新的思考を必要とするビジョン型目標に変化する。 この環境変化に対応して思考を変化させ成果をあげる体験から、リーダー個人が自己の既成概念の枠を乗り越える意味とイノベーションを発生させるリーダーの役割を考える。 |
15:30 | アクティビティ⑦ ・キャットウォーク |
8mの高さにあるに丸太の上を端から端まで歩きます。地上ではバディーを組むメンバーが命綱を持ち持ちます。命綱を持つバディーは丸太の上でチャレンジする人が恐怖を乗り越え最大限のパフォーマンスが発揮できるように課題の設定や状況把握声掛けなど支援します。
プレーヤーとして恐れを受入れ自己の挑戦への達成感を感じることと、困難に直面するメンバーが枠を乗り越え能力を最大に発揮できるようにするマネージャーの役割を考える。 |
17:30 | 1日の振り返り | 今日一日を俯瞰して各アクティビティから学んだことをより一般化させて日常に関連する事柄に結びつける。 |
18:30 | 昼間の部 終了 入浴 |
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19:15 | 夕食 | |
21:15 | 2日目 終了 |
■フォローアップの目的
3ヶ月~4ヶ月後に再度集合し、目標への取り組みを振り返ると同時に新たな悩みを相談できる体制をつくる。
時間 | 内容 | 備考 |
14:00 | 導入 | |
14:10 | アイスブレイク | 雰囲気を盛り上げ、メンバーをシャッフルするアイスブレイクを実施する。 |
15:00 | 合宿の振り返りスライドショー ・ |
合宿研修で撮影した活動写真のスライドショーを上映し、合宿研修の時の記憶と気持ちを思い出す。 |
15:10 | 3ヶ月の振り返りダイアログ ・ワールドカフェ |
3ヶ月の日常を振り返り、自己の成長と課題・悩みを相互に評価し解決策を話し合う。 ■テーマ 「3ヶ月で起こったこと、気づいたこと、考えたこと」「3ヶ月の自己の成長」「組織マネジメントでの悩み」など |
16:45 | クロージング | 次の3ヶ月のマネージメント目標を設定し発表する。 |
17:30 | 終了 |
事例
建設関連のホールディングスが将来の社長候補である部課長層8名を対象にした年間リーダーシッププログラムの一環で導入。コーチングセッションを通じて思考の癖が見え始めた序盤に実施。
会場:中伊豆チームビルディング専用施設
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